行政事件
聴聞(意見の聴取)・弁明の機会の付与
運転免許の取消・停止や,医師免許の取消・医業停止のように,行政が対象者に不利益な処分をする場合,「聴聞(意見の聴取)」や「弁明の機会の付与」という事前手続が行われます。
この聴聞(意見の聴取)や弁明の機会において,不利益処分の対象者は,処分について意見を述べ,資料を提出することができます。不利益処分を回避する,あるいは処分の軽減を求めるためには,聴聞や弁明の機会において,法令や通達の定めを踏まえて意見を述べ,資料を提出する必要があります。
審査請求・再審査請求
運転免許の取消・停止,医師免許の取消・医業停止のほか,例えば年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)の裁定や労災保険給付の支給・不支給決定など,行政は様々な場面で,対象者に対し「行政処分」を行います。
この行政処分に不満がある場合,被処分者は,処分をした行政庁の上級行政庁などに対し,処分の取消などを求めて審査請求をすることができます。
行政訴訟(取消訴訟など)
行政処分に対しては,審査請求のほかに,裁判所に対して,処分の取消しを求める取消訴訟などの裁判を起こすこともできます。
行政処分を争う場合に,審査請求と行政訴訟のどちらを選択するかは原則としては自由ですが,行政処分によっては,先に審査請求をしなければならないと法律に定められていることがあります(審査請求前置主義)。
過去の解決例
弁護士コラム
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